ポップおねえさんの春服
衝突する色彩に今此処の実存が息をのむ 扉を開けた瞬間に飛び込んでくるのは、鮮烈な色彩の衝突と、言葉を失うほどに瑞々しい20代おねえさんの生命の鼓動。ファッション写真集『ポップおねえさんの春服』は、単なる衣服のカタログではなく、毎枚完全に可変する108パターンのポップな衣装と、彼女の圧倒的な存在感、体温、眼差しが織りなす、たった一度きりの春の記録である。朝の冷徹な斜光が描くシャープな世界から、真昼のスタジオを満たす柔らかな飽和、夕暮れの渋谷の激しい人工ネオンのノイズ、そして午後3時の桜吹雪が舞い散る幻想的な融解の光へ。時間と空間を激しく転移しながらも、彼女は常にポーズの頂点で完璧な意図された静止をくり出し、流動する世界の中心で確かな実存の質量を刻み続ける。衣服の微細なシワの塑性変形、肌の透過感、反映を射抜く非対称な眼差し。一瞬のなかに永遠を閉じ込めた、108枚の壮大な美の旅路へようこそ。 予感…