熟れた果実の誘惑 まなざしの誘惑 グラスを持つ手が、ふと止まる。 四十年の歳月が、指先に宿る。 あなたの若い視線を、私は知っている。 だけどわざと、気づかないふりをするの。 熟れた果実のような、深いルージュ。 鏡に映る自分に、小さく微笑む。 若さだけが武器だなんて、誰が決めたの? この余裕こそが、今の私の誇りよ。 ほら、あなたはまた私を見つめてる。 揺れ… その他の投稿