汗と塩の物語 夏のグラウンド 夏の太陽が照りつけるグラウンド。少年野球チーム「雷電」の監督、大輔は、子どもたちの汗だくの顔を見つめていた。毎年この時期になると、必ずと言っていいほど数人の子どもが熱中症で倒れてしまう。水分補給は徹底しているつもりでも、なぜこうも熱中症が繰り返されるのか。大輔は悩んでいた。 「監督、水が足りないって」 一人… その他の投稿